オイルフェンス
エマルジョン化をストップ
流出オイルがチューブの中へ
荒海でも機能、

タイトル

 .オイルフェンス

目的

  従来、荒海ではオイルフェンスは役立たないとされていたが、中空チューブと波の特性を利用して、流出オイルを中空チューブ内に高効率に回収できるオイルフェンスを提供する。

 

技術概要

圧縮流体で浮体を構成するオイルフェンスは、大径直径円の円周上に大径直径より小さい直径及び長尺で内部への圧縮流体で膨らむ複数本の小径ホースを配設し、
 
 小径ホースに圧縮流体が導入されたとき、両端に大径直径と
同じ大きさの直径の大径開口部及び内部に大径開口部に連通する大径中空孔が形成される流体導入式中空孔形成チューブを用い、

 流体導入式中空孔形成チューブは、長手方向にあって漂流オイルを囲む側の側壁を貫通するオイル導入口
設けられ、両端の大径開口部の少なくとも一方がオイル回収口及び大径中空孔がオイル導入口からのオイルを搬送するオイル搬送路が形成される。

 

効果

  @荒海にも対応。 → 山を避け谷を駆け上がる波の特性を利用して、駆け上がって
                  きた波をオイルフェンスの中に取り込む。
 
  A大型化が可能。 → 圧入する空気量が少なくて済む
  
  B漂流油をフェンス内に安定させ、海水との混濁を予防することが可能

  Cチューブは複数本の小径ホースから成り、一部のホースに破損が生じても安全を保てる。

 

アピール内容

圧縮流体で浮体を構成するオイルフェンスは、従来なかった新しい発明で、この方法により大型化が図れ、また、外壁の形状等より荒海にも回収効率を高めることが可能になった。

一昨年のメキシコ湾岸の油井事故で、1170キロメートルのオイルフェンスを使用し、また、オイルと海水の混濁が問題となったが、当発明は、漂流油を一時的にフェンス内に閉じ込め、漂流海面を安定させ、早期に、且つ、効率的に回収を可能としており、今後のオイル流出事故において必須。

 

その他 

既に、世界の油田の40%は海底油田。このオイルフェンスのニーズはこれから